見えない場所にたまるホコリと汚れ
浴室の天井や壁に設置されている換気扇・浴室乾燥機は、毎日の入浴で発生する湿気や皮脂、石けんカスを含んだ空気を吸い込み続けています。フィルターの表面にホコリがたまるのは目に見えて分かりますが、本体内部のファンやダクト部分にも、湿気を含んだホコリやカビが少しずつ蓄積していきます。これは日常の掃除ではなかなか手が届きにくい部分で、気づかないうちに汚れが進行しているケースが少なくありません。
次のような状態が見られる場合は、内部にすでにある程度の汚れがたまっているサインといえます。
- 換気扇の羽根や吸気口の周りに綿ボコリのようなものが付着している
- 浴室乾燥機の吹き出し口から嫌なニオイがする
放置するとどうなるか
換気扇や浴室乾燥機の内部にホコリや汚れがたまると、いくつかの影響が出てきます。
- ホコリがファンの回転を妨げることで、本来の換気能力や乾燥能力が徐々に低下していきます。浴室乾燥機であれば、洗濯物の乾燥に以前より時間がかかるようになったり、浴室全体の乾燥・防カビ効果が弱まったりすることがあります。
- 内部にたまった湿気と汚れはカビやニオイの発生源になりやすく、運転するたびに嫌なニオイが浴室全体に広がってしまうこともあります。湿気がこもりやすい状態が続くと、浴室の壁や天井のカビの発生にもつながりやすくなります。
- ホコリが多い状態を長期間放置すると、モーターやファンへの負担が増え、機器本来の寿命にも影響を与える可能性がある点も知っておきたいポイントです。
セルフケアでできる範囲
フィルターの掃除は、多くの機種で自分で行うことができます。取扱説明書にフィルターの外し方や掃除方法が記載されていることが多いので、まずはそこを確認するのがおすすめです。日常的にできるセルフケアには次のようなものがあります。
- 月に1〜2回程度を目安に、フィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取ったり、ぬるま湯で水洗いしたりすると、表面の汚れはかなり軽減できる
- 入浴後に換気扇を数時間回し続けて浴室内の湿気をしっかり排出する
- 浴室のドアや窓を少し開けて空気の通り道を作る
フィルターを長期間掃除せずに使い続けると、そもそも換気扇本来の吸引力が発揮されず、これらの日常習慣の効果も薄れてしまいます。
セルフケアで届かない内部の汚れ
一方で、換気扇や浴室乾燥機のカバーを外した先にあるファンや内部のダクト部分は、構造上、フィルターのように簡単に取り外して掃除できるものではありません。無理に分解しようとすると配線や部品を傷めてしまうリスクもあるため、内部の汚れが気になる場合でも、自己判断で分解することはおすすめできません。
内部のホコリやカビが目立ってきた、運転音が以前より大きくなった、フィルターを掃除してもニオイが取れないといった状態が続く場合は、専門的な視点での確認を検討するタイミングといえます。
茶色い水が出てきたときの切り分け
浴室乾燥機や換気扇の周りから茶色い水が出てくると、原因がどこにあるのか不安になります。まずは「水が出ている場所」と「水が茶色く見えている場所」を分けて確認するのが切り分けの基本です。
- 蛇口から水を数分間流しても色が残る場合は、浴室乾燥機より配管や水道の水質が関係している可能性があります。古い鉄管などが原因になることもあるため、この場合は管理会社やオーナーに相談するのが先です
- 色がついた水が浴室乾燥機の吹き出し口や天井からのしずくだけに見られる場合は、内部にたまったホコリや汚れが水に混ざっている可能性があります
- 取扱説明書で水受けやドレン(排水部)の位置と掃除方法を確認し、指示どおりに掃除します。機種によって手順が大きく違うため、自己判断で分解しないことが大切です
- 掃除しても茶色い水が続く、サビのようなにおいがする、運転音がおかしいといった場合は、メーカーのサポートや専門業者に状態を見てもらいましょう
すまちょくでの対応について
すまちょくでは浴室クリーニングとして、浴室内の壁・床・浴槽・ドアまわりなどのお手入れを承っています。換気扇・浴室乾燥機の内部分解洗浄まで対応できるかどうかは、機種や設置状況によって作業内容が異なるため、標準メニューとして一律に対応しているとは限りません。
内部のホコリや汚れが気になる場合は、無料見積りフォームから現在の状態をお知らせいただければ、対応可否を含めて確認のうえご案内いたします。
定期的なチェックの習慣化
換気扇・浴室乾燥機は毎日使うものだからこそ、汚れの進行に気づきにくい設備でもあります。フィルター掃除のタイミングで合わせて、次のような点を簡単にチェックする習慣をつけておくと、内部の汚れが深刻化する前に対処のタイミングを判断しやすくなります。
- 吸気口周りにホコリが目立っていないか
- 運転音に変化がないか
- ニオイが気にならないか
浴室全体のカビ予防と合わせて、換気設備そのものの状態にも意識を向けてみると、浴室を清潔に保ちやすくなります。
