洗濯槽の裏側の汚れは気にしていても、洗濯機の下や防水パン、排水口まで掃除したことがないという方は多いのではないでしょうか。普段は洗濯機本体に隠れて見えない場所だからこそ、ホコリや洗剤カスがたまりやすく、気づかないうちに臭いの原因になっていることがあります。ここでは防水パンと排水口の掃除手順、注意しておきたいポイントを紹介します。
防水パンにたまるもの
防水パンは、洗濯機からの水漏れを受け止めるための四角い受け皿で、洗濯機の下に設置されています。四隅や排水口の周りには、次のようなものがたまりやすくなっています。
- 衣類から出るホコリや糸くず、髪の毛
- 洗剤・柔軟剤のこぼれや飛び散り
- 湿気によって発生するカビ
洗濯機本体で隠れているぶん風通しが悪く、湿気がこもりやすい場所でもあります。定期的に洗濯機の下をのぞいてみると、思った以上にホコリがたまっていることに気づくはずです。
排水口のしくみと臭いの原因
洗濯機の排水は、排水ホースから排水口の部品を通って下水へ流れていきます。排水口の内部にはトラップと呼ばれる仕組みがあり、常に水がたまった状態(封水)になることで、下水からの臭いや虫の侵入を防いでいます。この部分に糸くずや洗剤カス、皮脂汚れがたまると、ヌメリや臭い、水の流れの悪化につながります。洗濯機を使うたびに少しずつ汚れが蓄積するため、洗濯槽の裏側と同じように、排水口も定期的なお手入れが必要な場所です。
防水パン・排水口の掃除手順
掃除は次のような流れで進めます。
- 洗濯機の電源を切り、給水栓(蛇口)を閉める
- 排水ホースを排水口から外す(水がこぼれるので雑巾とバケツを用意しておく)
- 排水口の外せる部品を取り外し、柔らかいブラシと中性洗剤でヌメリや汚れを洗う
- 洗った部品を元通りの順番・向きで組み付け、排水口にコップなどで水を注いで封水を戻す
- 排水ホースを奥までしっかり差し込み直してから蛇口を開け、すすぎや脱水などで一度排水させて、排水口まわりから水が漏れていないかを確認する
部品を戻す際は、パッキンの向きや取り付け位置を間違えないよう注意してください。向きを間違えたまま組み付けると、臭いが上がってきたり、水漏れの原因になったりすることがあります。塩素系のパイプクリーナーを使う場合は、酸性の洗剤と絶対に混ぜないようにし、製品表示の使用方法に従ってください。
排水口の型は住宅によって違う
排水口の部品構成や外し方は、住宅や洗濯機置き場の仕様によって異なります。無理に力を加えて部品を外そうとすると破損につながるおそれがあるため、取扱説明書や物件の設備説明が手元にあれば確認しながら進めることをおすすめします。洗濯機が重い、ドラム式で動かせないといった場合は、無理に本体を動かさず、届く範囲を柔らかいモップやすき間ブラシで掃除するだけでも効果があります。
日常のちょっとしたお手入れでためない工夫
排水口の部品を毎回すべて外して洗うのは手間がかかるため、日常的には排水口カバーに絡んだ糸くずを取り除く、洗濯機の下をのぞいてホコリがたまっていないか確認するといった、簡単な習慣を挟むだけでも汚れの進み方はゆるやかになります。洗濯ネットを使って糸くずの流出を減らすことや、洗剤・柔軟剤を計量どおりに使うことも、排水口にたまるカスを減らすことにつながるとされています。
引っ越し・買い替えのタイミングは掃除の好機
引っ越しや洗濯機の買い替えで本体を動かすタイミングは、普段は見えない防水パンの下や排水口をまとめて掃除できる貴重な機会です。退去前の掃除の一環としても、防水パンまわりをきれいにしておくと安心です。洗濯槽そのもののカビや臭いが気になる場合は、洗濯槽のカビ・ニオイ対策、自分でできるお手入れ方法と注意点、退去立会いの前に自分で確認しておきたいポイントは賃貸の退去立会い、当日は何を見られる?自分でどこまで掃除すべきかチェックリストでそれぞれ紹介しています。
詰まり・水漏れは掃除ではなく専門業者へ
掃除をしても水の流れが改善しない、逆流する、下から水が漏れているといった症状は、部品の破損や配管そのもののトラブルの可能性があります。無理に分解や薬剤の投入を続けず、管理会社や水道業者に相談してください。特に集合住宅では、水漏れが下の階に影響することもあるため、早めの連絡が大切です。すまちょくは水回りの修理は行っておりませんので、修理が必要な場合はメーカーや管理会社、水道業者へご相談ください。
水回り全体の汚れが気になる場合は、防水パンまわりの作業可否も含めて見積りの際にご確認いただけます。気になる方は無料見積りフォームからお気軽にご相談ください。
